2015-01-01から1年間の記事一覧

センサモドキ型でフルシリコンIEMを製作

4ドライバ機をリモールドがてらフルシリコンと言えばセンサフォニクスなので、それを模したシェルで作ってみた。グミレジンで作ってかなり快適だったシェル形状だ。やはり完全な形に加工するのは至難の業、バリがどうしても出来る。。今のところ、簡単無害な…

BOSE soundlink around ear 2 VS Minerva Scherzo Cpriccioso

Bluetoothヘッドホンだと思って舐めてたらすごかったBOSEのAE2iPhone6plusとリンクさせて、フラット系バランスで高解像度Bluetoothもここまで来たのかと。しかも音作りが10ドライバCIEMのMinervaSCに似てる。。。音場や定位も。。。耳を痛めたときの代替機に…

ER-4PT VS Minerva Scherzo Capriccioso

iPhoneの音量制限50%で使えるER-4と言えばER-4PTBシングルBAで音響ダンパーが緑色一応フラット系のリファレンスになる機種ER-4Sより音楽的これとうちのフラッグシップを比べてみた。。。ER-4PTBはSサイズ3段キノコで第2カーブの奥まで突っ込んで使用★帯域バ…

HTV2000とHTV4000を併用してフルシリコンの寝ホンを作った

フルシリコンシェルの寝ホンを作る。HTV4000はショア硬度32、消しゴムよりは柔らかいが、カナルとしての快適さはHTV2000の方が良い。そこでコネクタ周りは強度が欲しいのでHTV4000に、それ以外はHTV2000にした。32257とCI22955のリモールドにした。音導管は…

フルシリコンシェル4ドライバ機

このHTV-2000は柔らかすぎて加工性極悪だ。。まあ、耳に嵌めて数分でイヤホンの存在消えるくらい快適なんだけど。さて、螺鈿のフェイスプレートはどうやって貼り付けたでしょう?プライマー付きシアノアクリレートを使いました。シアノアクリレートは外科手…

アクリル系化合物アレルギーについて考える

今回、グミタイプの樹脂に接触性皮膚炎を起こした。アクリル化合物アレルギーは歯科技工士など職業的に曝露量の多い人によく見られる。あるいはアクリルを扱う仕事をしたことがあって、後々、レジンクラフトをしたらアレルギーになった、など。それでよくよ…

低刺激性のグミレジン探し

ソフトシリコンは安全性を考えても最も無難な素材しかし、柔らかければ柔らかいほど透明性は諦めねばならない。シリコン以外の物との接着性は低く加工自由度がもうひとつ。HTV-2000とHTV-4000は食品用だけれど、生体適合試験を通せば医療用にもできる品質は…

フルシリコンシェルカスタムIEM

イヤーモールドはコネクターの取り付け難易度の都合でセンサモドキではなく、Rev3.0のモールドを使用した。モールドの部分修正をして使える状態になった。全体がHTV-2000という進展率500%で、ショア硬度18くらいの人肌並みの柔らかさのシリコン耳穴に入れる…

パッチテスト結果

火曜日の朝から9時間クローズパッチ、その後パッチは剥がして経過観察。木曜夜で約60時間経過。ソフトレジンもハードレジンも何も起こらず。グミレジン固有の成分にアレルギーを起こした模様。むしろ、医療用のドレッシング材のアクリル系粘着剤に痒みが出る…

シリコンシェルを脱型する

水分による重合阻害が心配されたものの一晩おいてまずまず固まった。簡単にバリを切り取った感じ表面も水分の悪影響は受けず。ひと安心。音導管が露出しているところにシリコンを盛り足して完全な形にしていく予定ウェストンのイヤージェルを使えばこれでも…

ソフトシリコンシェルの作製

硬化待ち・・・フェイスプレート代わりに金箔を落としたところ★手順★アルギン酸塩印象材、アルジネートでメス型を起こす。型枠ブロックを組んで、オス型を準備。音導管とコネクタの突起部も確保。モールドは紙粘土にアロンアルファで固定してある。アルジネ…

シリコン用のメス型を起こす

ここにアルジネートを注ぐ土台は子供用安全粘土、紙粘土オス型はアロンアルファで貼り付けて固定音導管は型取りブロックから飛び出ない長さに切って綿を詰めておくオス型モールドには音導管用のチューブとコネクター用の突起を付けておく。シリコンモールド…

シリコンシェル行ってみよう!

転んでも泣かない。笑グミレジンがダメならソフトシリコンで一体成形のシェルを作れば良いじゃない。でも、グミグミで透明なのは無理。うーん、悔しい。。目論見として、シリコンモールドをプライマーとUVネイルトップコートでツルツルにする、音導管用の孔…

パッチテスト続き

パジコのレジンにはハード、ソフト、グミタイプがある。グミタイプでの接触性皮膚炎は皮膚科学的にはガイドライン+++の反応。48時間の時点で強めのステロイド軟膏を塗ったけれど、60時間後までは反応が悪化していった。紅斑の周り1cm周囲がむくんだ。こうな…

グミレジンアレルギー orz

まさかとは思ったけれど、ついに起きた。イヤホンの素材にして良いとは誰も言っていないので、さもありなんとは思っていたけれど。バツグンに快適なイヤホンなのに残念。最新のメス型を起こして、長いグミカナルの32257シングルを作って快適に使っていたとこ…

カスタムイヤホンのイヤーモールドの形状

教科書的にはこの図のようになっていて、インプレに対して削り出すべきイヤーモールドがどのような関係にあるのかよく分かる。緑がインプレ、オレンジがイヤーモールドの形。第1カーブから第2カーブの間が遮音性を決める。第2カーブのすぐ先に外耳道に固定さ…

Heaven6カスタムイヤーチップ再び

医療グレードの樹脂とコーティング剤で作ってみた。シェル用レジンの硬化速度の見極めのために試作した。アクリルレジンなので解像度は犠牲にならず、密閉性が良いので低音も出る。カナルが長いのでもう少し切る予定。。。ソフトシリコンのチップより実用的…

Minerva Scherzo Capriccioso 完成

フェイスプレートがツライチではなくなってしまったので、青貝のモザイクにした。薄片なので中のドライバも見えるのでDTEC2個が存在感を主張している。音導管は3ボアで、高音、フルレンジ、低音に対応している。表面コートは新しく導入した医療用のものを使…

シェルの表面仕上げに何を使うべきか

密着性の良さからグミレジンを表面コートに使っていたが、やはり長時間使っているとアレルギーが恐くなってきた。外耳道湿疹やアレルギー性の外耳道炎になってからでは遅いし。。。取りあえず、表面コートに使うレジンの素材を変更しようと考えた。そこでメ…

10ドライバ機 Minerva Scherzo Capriccioso

Tuttiに適応していたイコライザからの考察で、中音を少し控え、高音の倍音域を伸ばすことで音場の広いイヤホンが作れると考えた。高音 TWFK30017 2個 ダンパー灰色330Ωフルレンジ Rab32257 2個 ダンパー無し低音 DTEC 30008 2個 ダンパー黄色4700ΩCR類は使用…

Roxanne Customが届いた

最近のJHはズンズンオーダーを裁くようで、完全な新規オーダーだったが、10/4に直販にオーダーし、EMSでインプレを送り、10/9にインプレ受理されて、FedExからの発送通知が11/3に来た。ラボでの作業期間は正味3週間。海外ラボなのに実に早い。まるで国内ラボ…

Minerva Scherzo Capriccioso計画

新しい多ドライバ機計画Tuttiよりドンシャリ感を強めて、楽しく自由気ままな音にしたい、というシェフのわがままメニュー的な。低音 DTEC2発かDTEC+CI ダンパーは黄色?フルレンジ Rab32257 2発 ダンパー無し高音 TWFK2発 ダンパーは極力小さいもの合計9ない…

メス型Rev 3.0 ergonomicsデザイン

これまでのメス型で作ったイヤホンを寝ホンにすること1週間・・・耳に当たって痛くなったところ赤くなったところや邪魔だった部分を見直した。カナルは問題ないものの、ヘリクスや耳珠や対耳珠の当たりが問題になった。地味に体を張って耐久テストしていた感…

メス型シリコンの気泡対策

涼しくなってきてメス型のシリコンの気泡が無視できなくなってきたということで気泡取りの方法をメモしておく★メス型のシリコンTV-2000の脱気泡方法付加重合型シリコンのA剤とB剤を等量で必要量使い捨てプラカップに取り分け、スパチュラで攪拌↓60度のお湯に…

自作カスタムの各部分の材質まとめ

★カナル高解像度を目指す多ドライバでなければ基本的にグミレジン(UV硬化アクリル樹脂でグミレジンはパジコしかないと思う。肌に触れるアクセサリーの作例があるので、医療用ではないけれど一応イヤホン用樹脂として許容されるかなと。)グミレジンは体温で相…

GND分離で色々比較してみた

★現状で大編成を鳴らせる組み合わせiPod touch5 + OPPO HA-2 + HF Player アップサンプリングGND分離接続で9ドライバのMinerva Tuttiこれでオケ専用のイコライザ(※過去記事参照)を使うとフルオケのトゥッティもフルパワーで聴ける感じ。イコライザは小編成や…

Knowles Rab32257 vs ATH-CKB50の中の人

音楽再生のためのシングルBAドライバ比較Knowles肝入りのRab32257と隠れた名機ATH-CKB50の中に入っている無名ドライバC501Aを聴き比べた。音の比較に使ったのはセンサフォニックス型のシェルで作った32257とCKB50のリモールドイヤホンともにカナルはグミレジ…

Aurvana2+Aurvana3:リモールド

Aurvana in-earから取り出したフルレンジ・ウーファー・ツイーターのBAドライバを合わせてひとつのカスタムイヤホンにリモールドした。リモールドシリーズは全て螺鈿のフェイスプレートにしている。カナルは可能な限り長くした。これ以上長くするのは無理。…

Aurvana 2&3 解体ドライバ取り出し

★Aurvana 2Sonion 2356音響ダンパーはオレンジ3300Ωユニットのお尻にベント孔あり高音ユニットに大きな音響抵抗を付けて低音が出るようにバランスを取っていた★Aurvana 3高音 Sonion 2323 音響ダンパー赤2200Ω低音 Sonion 2015 音響ダンパー緑1500Ω高音ユニ…

Aurvana in-ear 2 & Aurvana in-ear 3

ハイコスパ低価格帯BAホンと言えばCreative Aurvana 2&3が超有名てことで、貯めてたAmazonポイントを使って2&3をゲット付属品の充実ぶりもすごいほんとにコスパ良いこれで中にはSonionとかKnowlesとか入ってるらしいので原価コストはどうなってんだ。。。殻…