10ドライバ機 Minerva Scherzo Capriccioso
Tuttiに適応していたイコライザからの考察で、中音を少し控え、高音の倍音域を伸ばすことで音場の広いイヤホンが作れると考えた。
高音 TWFK30017 2個 ダンパー灰色330Ω
フルレンジ Rab32257 2個 ダンパー無し
低音 DTEC 30008 2個 ダンパー黄色4700Ω
CR類は使用せず
ドライバ代左右合計 50000円弱・・・
カナルは第2カーブの手前で切り、外耳道での共鳴を生かして広い音場に寄与するようにした。
解像度のためにシェルはハードレジンのみとした。
シェルの内側に貝フレークを散りばめ、左右の判別が出来るようにした。
DTECが少しはみ出たので、グミレジンで柔らかいフェイスプレートを作り、覆うように接着。従って曲面になっている。
フェイスプレートデザインは考え中。。
暫くは多ドラをアピールするこの見た目でも良いかな?
実装完了した時点の写真
やはり窮屈である。。。
32257の片側ユニットが左右ともにレジンに沈没、ベント孔が死んだが、これが良い方に作用したかも。
★Minerva Scherzo Capricciosoの音質について
Scherzo 語源的にはふざけた音楽を指す
Capriccioso 気まぐれに
とにかく自由奔放にという意味を込めて
出てくる音は見通しよく爽やかで音場が広い、多ドラの豊かな響きがありながらもごちゃごちゃ感が無い。
優美さと豊潤さもあるかな、iPhone直刺しでこれだけ柔らかい音が出るので。
目的通り中音を控え高音を補強し、音場のスケール感を改良することが出来た。
クラシック聴きとしてはRoxanneよりこっちの方が断然好み。Roxanneはあの濃い音が元々は10proだということに意味がある。JH氏の音だから。
MinervaはK10よりは低音がコリコリしている。理由はCI22955ではなくDTEC30008を使っているから。
今回は多分、位相も完璧、定位も完璧、音場の広さもかなり広くて、ヘッドホンよりも広いかも。。
フルオケで指揮者の位置の聴こえ方
やっぱりKnowlesのドライバって凄いなぁ。