ER-4PT VS Minerva Scherzo Capriccioso

iPhoneの音量制限50%で使えるER-4と言えばER-4PTB
シングルBAで音響ダンパーが緑色

一応フラット系のリファレンスになる機種
ER-4Sより音楽的

これとうちのフラッグシップを比べてみた。。。
ER-4PTBはSサイズ3段キノコで第2カーブの奥まで突っ込んで使用

★帯域バランス
結構似てる

★音場の広さ
MinervaSCが広い
それゆえ定位の奥行き関係もMinervaSCが良い

★低音の量と質
量は似てる、ER-4PTBが少し多め
質はMinervaSCがコリコリしてる
チェロ音域以下の擦弦感はデッドな公会堂の演奏と響きの良いホール的な違いはある
家の自作サブウーファーで雷鳴のように轟く音域のかなり下の低音はER-4PTの方が出る
(DTECは重低音でない、CIは出せる)

★中音の質感
色艶は同程度にある
倍音や響きの豊かさはさすがに10ドラのMinervaSCが上
声の質はどちらも艶と潤いがある
生々しさはMinervaSC
弦楽器の胴鳴りのリアルさはどちらも良いが、シングルと多ドラじゃ表現が違いすぎる
多ドラの方がホールトーンがちゃんと出る

★高音の伸びと質
解像度は10ドラが上
てか音数が違いすぎる
どちらも刺さらない
8kHzあたりに左右されるキラキラ感は、浸透力あるキラッキラ感はMinervaSCが上
パーカスのドンカッカッのカッカッはスーパーツイーター音域が大事だが、MinervaSCの方がパキパキしてる
木管の刺さりそうで刺さらないギリギリの倍音の伸びは両者とも素晴らしい

★音楽表現
ジャズのスイング感はMinervaSCが上、ダンスホールのスイングジャズは勝手に体が揺れてしまう。

(オールドスイングジャズは蓄音機が至高だけどね、
マジででっかい蓄音機欲しい、ビクトローラ クレデンザが欲しい
多分250万円くらいで買える。メンテに無尽蔵の金が要る。笑)

ヨーロッパ舞曲のリズム取りもMinervaSCが良い。


★まとめ★
ER-4シリーズってシングルBAなのにやっぱり凄いね
シングルなりのこぢんまりした中に良い音がつまってる

★★蛇足★★
オンマイクで録音して高解像のイヤホンで聴いても
プロの演奏って無駄がなくて、余計なタッチノイズが無くて凄いわ
手元が見えるほどの解像度なのに
こんなの見習いたくてもマジ無理
複弦で10数コースある有梯撥弦楽器もそうだし、オスカーピーターソンのピアノとかもどないなっとんねん