Sensaphonicsパクりホン〜シェル製作

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グミレジン100%のシェルを作った。

シリコンメス型からシリコンシェルを作るのは離型剤などかなり面倒。
でも、パジコならグミレジンがある。
グミレジンはかなり柔らかい、シリコンとも争えるレベル。
ハードレジンシェルのコーティングも最後グミレジンにすると遮音性密着性がアップする。
もはやなくてはならない存在

さて、このグミレジン、グミグミ過ぎて研磨のたぐいが全く困難。
つまり、メス型をピカピカにしないとダメ。

しかし、耳型原型はシリコン、蝋引きだとつるつるの表面にはならないし・・・

悩んだ末、プラスチック用アクリル系プライマー(アサヒペンと、アメリカ製のプロ用アクリル系UV硬化ゲルトップコート(クソ高い)で表面をつるつるにした。一番最後のスクショ参照。

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耳型はヘリクスの溝を大きめに掘ってC字にした。

メス型から脱型時に一部剥がれたけれど、プライマーである程度の凹凸を消し、ゲルトップコートをしっかり塗って原型の表面をつるつるにする。
ゲルトップコートは2分で硬化するけれどベタ付きが残るのでアルコール綿で拭き取らなくてはならない。
いやはや、グミレジンでシェルを作っても一切べたつかないパジコが如何に優秀なことか!(パジコの回しもんじゃありませんよ)

メス型の素材、これ、進展率400%のソフトシリコンを使う。HTV2000とかいう食品グレードのもの。チョコ型とか作るやつ。
なぜなら、グミレジン100%の場合、シェルの脱型時にシェルを引っ張ることが出来ない。
容易にちぎれて壊れる。
だから、メス型をガバッと広げて硬化物をコロンと落とさないとダメ。

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メス型のシリコンの脱気が不十分で多少のムラが出たけれど、これくらいならまだ修正可能。
脱気泡は食品真空保存容器ってのが安く売られてるので導入すべき。

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フェイスプレート部の形がオリジナルに似ているので、原型はおおかた合ってる模様。たぶん。

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