Minerva Tutti 〜9ドライバ機

フルオケのトゥッティをスケール感たっぷりに鳴らすための多ドライバ機

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Minervaシリーズのコンセプトで、あくまでも主役はRab-32257

★設計思想的なもの
マルチウェイにしすぎて後々位相ズレで悩まないようにCR類は用いず、アコースティックな方法で担当音域をコントロールする。
低音を充実させたいけれど収拾付かないのも困るので、CI22955ではなくDTECを選択。篭りを避け低域解像度が上がることを期待した。
Rab-32033を使ったのは全体的な音色がばらけないように、尚且つ音数が増えるように。

★仕様
フルレンジRab-32257 2個 音響ダンパー茶色
低音担当ユニット Rab-32033+DTEC ダンパー黄色
高音担当ユニット TWFK 2個 ダンパー白
合計9ドライバ
シェルはハードレジンで音導管は3ボア

両耳合わせたドライバー代 43000〜44000円・・・うぇぇ

★音の傾向
音のつながりが滑らかで、もう、音の粒ですらない
Grossoよりも奥行きがあって、高音に艶がある
奥行きがあっても歌声は遠くならない
音の天球が広がっていて低音から高音まで豊かな響きで満たされている
だけど低音楽器や打楽器のアタックがブヨブヨすることはない
うるささが無いのでつい音量を上げてしまうほど
奥行きが広いからフルオケがストレス無く聴ける
近所迷惑にならないスピーカーで聴いてるかのような

でもこれくらいになると電車や雑踏で聴いても良さが分からないよね・・・

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デザインのイメージは桜
桜吹雪にしたかったのに桜餅になってしまってるかも?
シェルは春霞と桜、フェイスプレートは春の曙のつもり。。
屏風みたいにしたかった。
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フェイスプレートは青貝の螺鈿シート、白の貝フレークと金箔

詰め込み途中の図
さすがにこれ以上詰め込むのは無理
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うーん。Kaiser10が気になる。
周波数特性見たらすごい低音強いピラミッドバランスになってたけれど、F特見る限りは結構私の好きなバランスだったりする。。
Tuttiも低音は出るけれど、デノンサウンドみたいなピラミッドバランスまでは行かない。