12人の混声の定位を聴き分ける

録音マイクの周りに12人で集合して歌ったイギリスルネッサンス期のモテット
女性男性各パートが敢えてバラバラに集合して歌っている。
答えを先に言っておくと、ステレオの録音マイクの周りに12人が円形になって歌ってる。それをステレオで聴くんだから難しい。
f:id:lepoemharmonique:20150909063914p:image

これ、定位がビシッとクリアに行ったのはアキュフェーズのプリとアンプとダリのヘリコンで聴いたときだけ。歌ってる一人一人の頭の位置まで分かった。あれは驚いた。
自作真空管アンプと自作スピーカーでもかなり良いところまで行くんだけど、総額300万超えるステレオで聴いたのと比べてもね。アンプもアースの引き回しとか何十年もやってないと分からない自作の妙ってのもあるし。

このごちゃごちゃした音源を高解像イヤホンで聴いたらどうなるかって話。

Minerva Nuovo (Knowles Rab-32257//TWFK )は32257単発とは少し音の鳴り方が違って、解像度が高くリアルで立体感がある。音は32257よりも近い。左右に定位が分離することもなくて低音から高音まで繋がりが良くて癒やし系のドンシャリ。生楽器が得意。

iPhone6plus直刺しで聴いてます。。
やる気あんのか。笑
(デジタルアンプを舐めちゃいかんですよ。iPhoneのアンプのTHDはかなり良いですよ。)

うん。良い線行ってるけど、完全に見えたところまでは行かない。
ひとりひとりの声の位置は動かないし何処に男性がいて何処に女性がいるのかは明瞭。
だけどアキュとダリで聴いたときのうわ!見えた!という感覚までは難しかった。

カスタムイヤホンメーカーのフラッグシップなら可能なんだろうか?
多ドライブ高解像度競争が凄いけど。。。