Minervaの音の傾向

TWFKをパラるのは大正解だったかも。
音がより実態感を持ってぐっと近づいた感じ。
立体感があるので、自分の周辺の音を混ざり合ってイヤホンで音を聴いてる感じがしなくなる瞬間がある。
各楽器の場所はおろか、音像がリアルな大きさで、自分が録音マイクの位置で本当に演奏を聴いているような錯覚をする。
奥行き左右上下全てに正確。それでいて凄く音楽的。CIみたいな篭り感は無い。
オーディオ的基本性能は良好。

ドライバ構成は低域寄りフルレンジと高域寄りフルレンジであくまでもトリプルフルレンジなイメージ。

音色だけど、個人的には生楽器ならちょっとMinerva以外のイヤホンが考えられないような鳴り方。
室内楽なら弦の倍音からホールトーンまで、ジャズならブリブリのベースにハイハットの煌びやかさにピアノの本物っぽい響きまで。

低音は多め。ドンシャリ。音数多くて濃厚。響き多め。聴き疲れしないぎりぎりのライン。

フルオケは情報過多。笑
音の洪水で脳が処理しきれない。コントラバスとチェロが地鳴り。まさに指揮者の位置の音って感じ。

自分的にはかなり好みかも。周波数特性調べてどんなピークやディップが出てても弄りたくない音かな。。
ま、個々人の嗜好ってことで。

シェルもカナルとヘリクスはグミレジンなのでフィット感も遮音性もかなり良い。

★問題は周波数特性の解析
自分が持ってるのはスピーカーの測定に使ったべーリンガーの測定用コンデンサマイクとファントム電源が録音機材の真空管マイクプリ。
これじゃ客観的なデータ採れないわ。笑
イヤホン用の測定カプラを作らないとダメかな。

★Minervaミネルヴァ
知恵と医学と工芸と戦いの女神で音楽を作ったのもミネルヴァらしい。でも、この音なら大それたコードネームじゃないと思う。
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