メス型の作成と耳型の複製の実験


食品型用ソフトシリコンでの耳型形成を試みるに当たり、フィギュア製作のメス型用のビーズ状おゆまるもどきを100g入手。
片耳あたり25gでメス型が作れそう。

まず、元型の隙間をシリコン粘土耳栓のかけらで埋め、ワセリンを離型剤として塗る。
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25gのメス型用熱可塑性樹脂に埋もれることを確認。
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あとはおゆまる方式。
75℃のお湯にビーズを入れ透明に軟化して一塊となったらお湯から出して団子にまとめ、一緒に温めたガラスボールにセットして、耳型原型を押し付けていく。意外に手こずる。それを氷水に入れて一気に冷やす。かちこちになる。
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問題はここから。気を付けていたとはいえ、外すのがやたら難しい。。。
原型を壊しそうで冷や冷やする。。。
やっと抜けた。。。こうなるとは思ったよ。。。
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おお!私の耳穴よ!こんなところに!

さて、そこに医療グレードではない2剤式のシリコンパテを詰めて原型の複製精度を確認。
青と白を混ぜて30秒で均一化させ団子にしたらあとは躊躇なく充填。周りから中心に集めるように型に入れていく。耳型採りと一緒。
耳穴の中だと数分後からシュワシュワしてきて面白いが、今回はメス型の中。
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食品グレードじゃないけど、これ、耳穴に使っちゃ駄目かね?
歯科技工用の型取り用の方が口腔内に入れられるから安全だとは思うけど。。。
もう取り出すのに苦労したくないので持ち手をつけた。笑

が、しかし、原型よりも少し硬度があり、取り出すのにはやはり苦労。
左なんぞ一部破損した。また、液体状ではないので第二カーブ入り口まであるメス型なのに、第1カーブ途中までしか取れていない。ちゃんとやろうと思ったらシリンジが必要。
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もちろん、これでも装着性は良い。
だがしかし、やっぱり工業用グレードだな。耳穴に入れっぱなしには抵抗がある。
また、柔らかい仕上がりにするには少しワセリンでも混ぜたら良いのだろうか。。。

ブルーミックスもDr.シリコーンもショアA硬度75-80
ブルーミックスソフトとかプロシリコン柔らかめはショアA硬度18
耳型原型が硬度50くらい?消しゴムよりは硬い。

うーむ。何とかなるかな、メス型。