ソフトシリコンのカスタム耳栓

昨日届いていた食品グレードのソフトシリコンを用いてメス型からイヤーモールドを複製した。
硬度18-20の仕上がりのため、2剤はともに液体状。色も臭いもない。硬化時間は夏で4時間、冬で6時間程度。
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2剤を混合したら大きな気泡ができないように静かに型に注ぐ。細かい気泡は時間とともに消えていく。
今後の作業のため、シリコンとシリコンの離型剤にワセリンが使えるかもテストしておく。
軟質シリコンなので透明にはならない。

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4時間経過して表面のべとつきも無くなったところで脱型する。硬度70とはまるで違い、グミを型から外すようにぷるんとすんなり外せた。これは良い感じ。肌触り良いこと間違い無しだろう。カナル部分の気泡処理は慎重にした方がよさそう。
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余分な部分を切り落としていくのだが、アートナイフが使えない。ぷよぷよで作業性が良くないのだ。
そこでヘンケルスのハサミを使用。切れ味の良いはさみでのトリミング。この柔らかさだとヤスリやルーターは使えない。
原型通りの装着感を出していくトリミングが結構面倒くさい。

耳穴に入れてみる。
お〜これは気持ちいい。
凄く柔らかく、耳穴に納めるのにはワセリンが必要。実物は見たことないものの、センサフォニックスと同じような柔らかさじゃなかろうか。
柔軟性があるせいで人肌に温まると耳穴に勝手にぐんぐん突入してくる感じ。

遮音性は硬度70よりも低音の遮断が甘いかも。人の声なんかは聞こえる。空調の低周波音も綺麗に遮音は難しい。
しかしイヤホンのモールドにできたら凄く快適だろうなと思う。