アコーディオンポーチ型財布

財布の一形態としてよく知られているアコーディオンポーチ

細部や使う素材を変えるだけでがらっと印象が変わるのが面白い。

長方形と半円の組み合わせだけで作れるものの、簡単にリベット留めするだけから全てのパーツを縫い合わせるなど、凝った作りに使用とすれば作りにしようとすればいくらでもこだわれるのも面白い。

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真鍮の無地のコンチョをジャンパーホックボタンにした。

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バックスキンの試作と並べてもかなり印象が違う。

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手持ちの栃木レザーの端切れの寄せ集めのため、蓋の形などは在り合わせ感満載

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小銭入れはヴォーノオイルの大きなシボとふかふかのぬいぐるみのような床面の2.8mm 革を選んで、小銭がガチャガチャしないようにした。

このふかふかは首の周りの革で、あまり良い部位としては扱われないけれども、iPhoneケースとか、耐衝撃性が必要な部分には結構使える。何よりもぬいぐるみのような手触りが超お気に入り。今回は消音目的で使ってみた。

カードケースは1.2mmのピアノレザーというオイルヌメ、札入れのところもボーノオイルのシボの少ない平らで確りした部分を使った。

側面は1.2mmピアノレザーで折り線が付けやすいもの。

本体が2mmのグレージングサドル系のヴォーノアニリン、蓋がしっとり柔らかい質感とシボ入りのオイルバケッタ。

(栃木レザーの製品名を訂正)

材料原価1800円なり

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ふかふかの床面の革のコバはトコノールだと綺麗にいかないので、全ての革の縁はラナパーオイルを塗って指でならし毛羽立ちを自然に抑えることにした。

 

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財布の大きさの3.5倍の長方形に、財布の高さを半径にする半円形の革を2枚付ける。半円形をアコーディオンのように蛇腹折りして、財布の大きさと同じ仕切り革をカシメで留めていく。カシメをやめて縫いつけたり、アコーディオンパーツをひとつひとつバラバラに組み立てたりもできる。