硬くカッチリした鞄にするのは

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背中側と側面の縫い合わせ後、縫い目の端を保護する当て革をカシメ止めし、内ポケット取り付けギボシも打った。

背面は金属パーツが増えてなかなか鞄らしくなってきた。

が、しかし、鞄は思ったほどにゴツくならない。

 

オイルドヌメに拘っていたらいわゆるカッチリしたランドセルにはならないのかな。。汗

オイルドヌメはかなりしなやかな素材なので、手触り等は最高なのですが。。。

この鞄はオイルドヌメ2.3mmで製作中、けれど、もうひとつゴツイ感じにはならない。使い始めたらたちまちクッタリした感じになりそう。。

 

くったり回避には3.5mmオイルドヌメもあるけれど栃木レザーだと結局雰囲気は一緒だろうなぁ。

ゴツイ感じという点ではオイルドサドルレザーというのが気になる。あとはオイルドレザーだけれど硬い仕上がりのバッカスとかいう革があるのを思い出した。あれなら厚みもそこそこに出来るはず。あるいはサドルレザーで硬めの仕上がりのもの。

少なくとも背中側と側面と底をゴツくすればクッタリ化防止に役立つだろう。

底板として分厚い硬めのヌメ革を入れ、底鋲で留めてしまう方法もあるが、レザクラの知人曰く、革同士が当たるところから劣化してくるとのこと。

 

バッグの肩紐に使う4mmグレージング加工サドルレザーも使い始めたらひと月もしないうちに柔らかくなってしまう。

これは、ベルトとして加工するときに、まず初めに蜜蠟とカルナバ蝋をオレンジオイルに溶かした天然ワックス(楽器用の100%天然成分のもの)をたっぷり数回塗り込み、作品が仕上がってからは蜜蠟とホホバワックスで作られたラナパーオイルを数回塗り込むからかも知れない。その後も雨降りの度に薄塗りしている。

一般的にはオイル漬けした方が耐久性も耐水性も上がるので。