ONKYO IE-C3 ざっくりレビュー

IE-C3で左右この色とか言ったらすぐ身バレするんじゃなかろうか。笑
IE-C3って全然レビューないし。

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右がギャラクシー、左がパールホワイト

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手仕事で磨いたのがよく分かる

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MMCXの端子の固定の仕方は自作でも参考にするべき
ケーブルの分岐部とかからも量産品ぽくない感
MMCXは同社ヘッドホンより緩めの仕様
ステレオミニプラグがストレートなのは断線するよね・・・モニターとかに使うならL字かベントが良いと思う

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自作のIEMはでかい、というか、IE-C3がスリム
第2カーブの入り口で音導管開口
自作は外耳道から鼓膜までが直線になる場所で切ってるので良い子は真似しないでね

★フィット感が完璧なのはさすが70万人の補聴器を作ってるシーメンスだけはある。

★C字型構造でヘリクスを回避するため圧迫感が無いのは良いこと、だけど、遮音性が幾分犠牲に。特に電車での騒音遮断率。

★カナルも第2カーブの入り口までなので、全面オフセットで第2カーブの奥にまで突っ込んでいる自作IEMに比べれば、頭蓋骨内に物を突っ込んでる感はない。入り口をしっかり塞いでる感じ。

★第1カーブのオフセットは1番きつめにしたが正解。ヘリクスで遮音性が落ちがちなのでここで遮音するべし。補聴器みたいに一日中使うわけじゃないから。

3Dプリンター使ったのはシェル壁の細かい模様で分かる、自作のようなメス型から完全アナログでシェルを起こすようにはいかない。これは仕方ないし、自作したらどんだけ手間かかるか分かる。

★表面も最終的にバフか水研ぎか油研ぎかしたのが分かる。ケーブルも量産品でない感溢れてる。
オヤイデプラグなんて自作家御用達、いつものやつ感が溢れてる。。。
いわゆる金型からツルツルの製品を作ってるわけじゃないってことで、ちょうど量産楽器の見た目とオーダーメイドの手工品楽器を見比べる感じに似ている。

★音の傾向は、様々な誤解を恐れずに言えば、なんて言うか、UE10proっぽい。。。
どちらもトリプルドライバーだけど、10proは中低域タンデム二発、高域一発、IE-C3は低域一発中域一発高域一発。
カリっカリな解像度ではなくて、ドンシャリっぽさとか、音場の広さとか、特にサエクケーブルで低音出るようにした10proが似てる。高音をもう少しクリアにして少し上品にするとIE-C3になる気がする。。
いずれにせよ、モニタリング寄りっていうよりリスニング向けだと思う。

★とにかく、レイブラウンのベースの最低音ががっつり出ない中高音寄りな音は自分的に認めがたいものがあるけれど、IE-C3ではベースの芯がしっかり出て満足。コントラバスが寸足らずにならない。高音は刺さらない。


★あ、そうそう。キャンペーン中とかで、フィリップスのBluetoothスピーカーがおまけで付いてきた。けど、そこそこでかくて、BOSEのやつみたいにコンパクトなわけもなくて、眼鏡屋にそんなデカいもん入れる袋なんて無かったんよ。笑
メガネも補聴器もコンタクトも小さい袋しか要らないでしょ。